出会い系には大きく分けて
- 完全無料
- 月額有料
- 課金制
の3つがありますが、その中でも課金制のサイトは悪質なサイトが多いです。
この記事にたどり着いている方は課金制の出会い系サイトに登録し、多くの額を課金してしまっているのではないでしょうか?
また、詐欺サイトだとわかっても泣き寝入りしていませんか?
実際詐欺サイトだとわかっても、
どのように訴えればいいのか
どのように返金してもらえばいいのか、
またそこでもめてしまえば出会い系サイトを利用していたのがバレてしまう恐れがあり、行動に移せる方は少ないと思います。
しかし、必要な情報さえ揃えば返金してくれる可能性があるのです。
一度でも詐欺サイトに騙されてしまった経験がある方は同じ過ちを繰り返す前に、返金してもらう為の知識を今のうちにつけておきましょう。
この記事ではそんな出会い系アプリ・サイトでの返金方法や返金に必要なことを紹介しております。
出会い系アプリ・サイトで返金は出来る!返金されやすい3つのケース
出会い系の中で詐欺サイトというのは基本的に課金制、ポイント制のサイトです。
一度利用したことがある方ならわかると思いますが、ポイントの購入は前払いですから、あくまで自分が同意の上で購入していると思ってしまいます。
その気持ちから返金は出来ないものだと決め付けてしまっているかもしれませんが、返金出来るケースがあるのです。
ただ、サクラサイトを利用してしまい、そのサイトにサクラしかいないという場合には返金は難しいでしょう。
[st-card id=2108]出会い系アプリ・サイトはあくまで確実に出会える場所ではないですから、サクラサイトからすれば、それは運が悪く出会えない女性と出会ってしまったと言い逃れできてしまうからです。
また、その女性をサクラと証拠づけるのはかなりの労力が必要ですし、簡単には出来ないことなので、証拠を探すだけでもお金と時間がかかってしまうでしょう。
では、逆に返金されやすいケースですが、返金されやすいケースは高額分のポイントを請求されるというケースで、多くは以下の3つに分けられます。
連絡先交換ケース
課金制の出会い系アプリ・サイトでは気になった相手と連絡先交換をするのに、大量のポイントが必要なことがあります。
正直連絡先交換に大量のポイントがかかる時点でその出会い系アプリ・サイトはやめた方が良いです。
そこで連絡先交換に応じて大量のポイントを購入してしまうと、結果的に連絡先が送れない、または更に大量のポイントを購入しなければ交換できないと言われてしまいます。
元々サクラ側は連絡先交換する気なんてありませんから、何度も大量のポイントを購入させられてしまうのです。
違約金ケース
例えば上記でも例に出した連絡先ですが、この連絡先を画像としてプロフィールに載せたり、送るなどをして交換しようとしてくるサクラもいます。
画像を載せてでも連絡先を送ろうとするなら、本物かと思ってしまいますが、そこでその画像を受け取ってしまったが最後です。
その画像を受け取ってしまうと出会い系アプリ・サイトから規約違反を犯したという旨の連絡が来て、違約金として数万円単位のお金を要求されてしまいます。
ひどく悪質サイトでは違約金を払うか警察介入となるかと迫られてしまうのです。
この場合もサクラも協力しているので、サクラと二人で100万(50万円ずつ)などと言われますが、もちろんサクラ側は払いません。
しかし、サイト内ではサクラ側から
「どうしよう。私どうにかするから…」
「警察沙汰になるのはいやだからどうにかして」
などと迫ってきます。
どうしても多額のお金を用意できない場合には
「私が70万円まで払うから残りの30万円だけお願い」
と言い、とにかく高額の違約金を払わせようとしてくるのです。
また、これは連絡先だけではなく、わいせつ画像などが違約金発生のきっかけとなる場合もあります。
支援ケース
これはサクラのよくある手口ですが
「簡単な手続きをするだけで数億円あなたに振り込む」
というメールを送ってくるパターンです。
お金を渡す理由としては、寿命が短いだとか税金対策だとかそんな理由を言ってきます。
そして、当たり前ですがもちろん振り込まれません。
このお金を受け取る為、出会い系アプリ・サイト内で送金を行う為のシステム手数料などと何かと理由をつけて大量のポイントを購入させられます。
返金申請前にしてはいけないこと
上記のような場合返金出来る可能性があるのですが、返金申請前にしてはいけないことがあります。
これをしてしまうと返金されない可能性が高くなってしまうので、焦って返金前にこのような行動を起こさないように注意してください。
サイトにバレてはいけない
返金申請しようとしている場合は出会い系アプリ・サイト側に返金申請しようとしているのがバレてしまってはいけません。
その為返金申請前に退会してしまったり、返金申請前にサイトへの何かしらの仕返しをしてしまうのはNGです。
単純にサイトにバレてしまうと何かしらの証拠を消される可能性、対策を考えられてしまう可能性があります。
返金の際に最低限必要な情報
返金申請をするにはそれなりの証拠や情報が必要になります。
何も証拠も情報もなければ返金申請が通ることはまずないでしょう。
まず絶対に必要な情報がこの2点です。
- 出会い系に支払いをした明細書
- 騙された出会い系のサイト名・URL
この2点は抑えておかなければいくら高額の料金を騙し取られていたとしても、何の証明も出来ず、返金は難しくなってしまうでしょう。
出会い系アプリ・サイトを利用している間、特に既婚者などの場合は嫁にバレるのを恐れて明細書を捨ててしまうこともあるかもしれませんが、その明細書は後々最大の武器になる可能性があるので、捨ててはいけません。
出会い系アプリ・サイトの情報
上記の2点は絶対に抑えておかなければいけない情報ですが、更に抑えておきたいのが出会い系アプリ・サイトの情報です。
出会い系アプリ・サイトの情報というのは以下の5つになります。
- 運営会社
- 住所
- 電話番号
- 代表者、責任者
- メールアドレス
悪質なサイトの場合は運営会社が偽者だということもあるので、知っておいた方が役に立つでしょう。
更に以下の2点も抑えておくと返金できる確率が高くなります。
- インターネット異性紹介事業番号
- 第二種電気通信事業番号
単純にインターネット異性紹介事業番号と第二種電気通信事業番号は、なければ違法営業になるので、返金される可能性が高くなるのはもちろん、サイト自体を閉鎖に追い込むことが出来るでしょう。
被害状況はことこまかにメモ
出会いの為に登録した最初はそこまでメモをとっておこうという気持ちにならないかもしれませんが、被害状況があった方が返金の可能性が高くなるので、ことこまかくメモをとることが重要です。
被害状況としてメモしておきたい情報は
- サイトに登録したきっかけ、登録日
- 使用していた期間
- 相手(サクラ)の名前、写真、プロフィール
- やり取りしていたメール
- 騙された金額
以上の5つになります。
登録したきっかけや登録日などは覚えていないこともありますが、この情報はあくまで絶対に抑えておかなければいけないことではありません。
ただ、多ければ多い程、返金の可能性が高くなります。
また、サクラの写真に関しては出会い系アプリ・サイト側が削除してしまう可能性があるのでスクリーンショットでも何でも保存しておくようにしてください。
メールのやり取りなども文面のコピーではなく、画面のスクリーンショットで残しておくだけでも十分です。
これ以外でも
- 何かしら相手の情報
- 会社の情報
- 金銭のやり取りのメッセージ
など、怪しいと思ったものはとにかく残しておくと返金申請の際に役立ちます。
他者から見て確実に詐欺と思えるか確認する
返金申請する前に、まず一度確認してほしいのが「他者からみても詐欺と思えるかどうか」です。
例えば
「メッセージのやり取りもいっぱいしたし、こんなに仲良くなったのに会ってくれないから詐欺だサクラだ」
と言っても他者から見ればそれが詐欺には思えません。
ただ都合が悪くて会えないだけかもしれませんし、何かしらの理由があって会えないだけかもしれません。
最悪他者から見たら会ってくれないから悪口を言っているように見えてしまうでしょう。
このように他者からみても詐欺と思われにくいものはどこに相談しても返金してもらうのは難しいです。
どんなにサクラサイトと評判されているサイトでも出会えないだけでは詐欺と言えず、あくまで何かしらの理由で大量のポイントなどを要求された場合でなければ返金の可能性は低くなってしまいます。
なので、サクラサイトだと思った場合には何度も課金してしまう前に怪しいと思ったらすぐに退会するのが一番良い方法でしょう。
相談はどこにするべき?基本はこの3つ
さて、この返金申請に関してですが、どこに相談するべきか?一番頭を悩ませてしまうのはこの部分でしょう。
出会い系アプリ・サイト側に個人で返金申請をしても相手にされないどころか上手く丸め込まれてしまうことの方が多いです。
それにサイトにバレ、証拠を消されてしまう可能性があるので、個人でサイトに返金を求める動きはしないでください。
警察へ相談
よく詐欺だからと言って警察に相談する方がいますが、警察は返金の手伝いはしてくれません。
もしも実際にその出会い系アプリ・サイトが詐欺サイトの場合は事件として調査してくれますが、そこで摘発したり出会い系アプリ・サイトを閉鎖に追い込んでくれるだけであって、返金までの面倒は見てくれないのです。
特に警察に「サクラサイトだ」ということを説明しても、これこそ証拠がなければ警察は動けません。
返金ではなく出会い系アプリ・サイトを閉鎖に追い込みたい場合には警察に相談するのも良いですが、警察に相談する場合にはどんな違法行為があったかをハッキリとした形で説明出来るようにしておきましょう。
弁護士に相談
弁護士に相談するのは間違っていませんが、弁護士の場合は単純に手数料などがかかってしまうので、返金できたとしても弁護士費用として負担がかかり、結果的にはマイナスになります。
出会い系アプリ・サイトで詐欺などを立証するのは多くの情報が必要なので、手数料も安いものではありません。
結果的に返金できてもそこで手元に戻るお金が少なければあまり意味がないので、手数料が高い弁護士には相談しない方が良いでしょう。
また、弁護士の場合、偽弁護士の二次被害があるという話もあるので、確実に信用出来る弁護士を選んでください。
消費生活センターに相談
一番おすすめなのが消費生活センターへの相談です。
消費生活センターには同じような相談がよせられているので、返金申請の相談なども出来ます。
ただ、消費生活センターもあくまで返金の手続きなどを代理で行ってくれるものではありません。
あくまで相談や返金方法のアドバイスをしてくれる場所であって、細かい手続きなどは自分でしなければいけないので、結果的に弁護士に依頼しなければならない場合もあります。
消費生活センターは国の機関ですから、信頼度に関しては問題ありません。
あえて順番をつけるのであれば
- 消費生活センター
- 弁護士
- 警察
という順番が効率の良い順番と言えるでしょう。
ただ、消費生活センターに相談したからと言って確実に返金が出来るとは限りません。
消費生活センターも状況に応じて返金できるかどうかという判断をしてくれるので、状況によっては返金できないとばっさり切られてしまうこともあるでしょう。
そうならない為にもしっかりと情報を集めておかなければいけないのです。
まとめ
悪質な出会い系アプリ・サイトに騙されてしまう人は後をたたず、甘い誘惑に乗っかってしまい、大量のポイントを購入してしまう人もいるでしょう。
しかし、自分の身は自分で守れます。
今回紹介したことをしっかりと覚えておいて、メモなどを残しておけば返金できる可能性が高いので、甘い誘惑に乗っかる際にはまず今回の記事を思い出してください。
とは言え、そもそもは甘い誘惑に負けてしまった自分のせいでもあります。
出会い系アプリ・サイトを使う際にはしっかりと悪質な出会い系アプリ・サイトかどうかを見極めてから使わなければいけません。
悪質な詐欺サイトであればこのように返金申請が出来る可能性がありますが、ただのサクラだけのサイトの場合は返金は難しいので、サクラサイトを見極める力も必要になってきます。
ただ、サクラサイトに関しても詐欺サイトに関しても共通するのは最初は甘い誘いという部分です。
出会い系サイトなどにおいて甘い話なんていうのはありません。
すぐ出会える、すぐヤレる、お金がもらえるなどなど、甘い誘惑は沢山ありますが、そんな美味しい話はないのです。
それを肝に銘じて自分の身は自分でしっかりと守りましょう。